日経ビジネス アソシエ 2008 02.19号 できる人の「しないことリスト」
2008/02/27
”あれもこれも”から脱出する意思決定の手法。
印象に残った部分をメモ。
・著名人のしないことリストから
- よく分からない人とはつき合わない(松本大氏)
- ポイント以外一切しない(熊谷正寿氏)
- お客様からの要望に応える以外のことは絶対にしない(北沢真紀夫氏)
- 自分よりほかの人がやった方が質やスピードが高いことはしない(北沢真紀夫氏)
・「マイナスの差別化」戦略(山田英夫氏)
⇒しないことによる(=クリティカルマスを超える投資をしたことによる普及の)成功事例
- スタバ:喫煙者を排除
- QBハウス:洗髪・髭剃りを排除
- ウィルコム「安心だフォン」:通話相手先を3箇所に限定
など
⇒”プラスの差別化は競合企業に追従されやすいが、
マイナスの差別化は業界のリーダーが売り上げ減を恐れるため、追従されにくい。
実際にはマイナスしても、残った方を深堀りし、磨きをかけるので、
必ずしも売り上げ減にはつながらない”
⇒この効用はビジネスパーソン個人にもあてはまるのではないか。
例:英語が少々、会計も少々、IT(情報技術)も少々
⇒便利屋的存在止まりに
⇒プロになるために、しないことを決めることは超重要
・意思決定のグレシャムの法則(山田英夫氏)
⇒「重要だが緊急でない」仕事は、「緊急だが重要でない」仕事に駆逐される。
時間を確保しない限り、「重要だが緊急でない」仕事ができる日は来ない。
・「しないこと」には3種類ある
can't できない ⇒小刻みな目標を設定することでcan't->canに(本間正人氏)
won't したくない ⇒イメージをすることでwon't->willに(本間正人氏)
souldn't すべきでない ⇒合理的な判断は、1.機会損失 2.埋没費用 3.時間の価値を考慮 により行う(福澤英弘氏)
・「6分1コマ」の時間管理術(北沢真紀夫氏)
⇒6分を1コマとして、毎朝何コマで何をするかを決め、どれだけ実行できたかをチェック
⇒タスクの重要性・緊急性の判断力を磨くことで、多くの時間を重要な仕事にあてられるようになる
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@remore is a software engineer, weekend contrabassist, and occasional public speaker. Read more