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渋井真帆の日経新聞読みこなし隊 / 渋井 真帆

2008/07/05

■この本の日経新聞の読み方

・日経新聞に登場する人物を「国・企業・個人」にカテゴライズして、
 1つの記事について、3者の視点から以下を考える
   - お互いの相関関係、過去、背景
   - 利害、利害のための行動・今後の動き

・「国」の登場人物を見るときのポイント「軍事力・経済力・政治力」

  *経済力を見るときの3つのポイント
    - GDP(成長率)
    - 失業率(雇用統計)
    - 経常(貿易)収支
   ⇒GDPを上げ、失業率を下げ、経常収支を黒字にするのが経済力UPの基本路線

・日本の「企業」の中の重要人物は「自動車・電機・通信・金融」の業種の企業

  *時価総額の重要性
   ⇒時価総額が大きい企業は、投資家に与える影響が大きい
  
  *株式会社についての記事は、
   次の企業活動の流れのうちどこにカテゴライズされるかを考えて読む

    1. お金を集める(調達)
    2. ヒトを雇い、工場を建てたり原材料を買ってきて商品を作る(投資・運用)
    3. 営業や広告をして売上を上げ、利益を出して国に税金を払う
    4. 株主に配当を払って残った儲けを貯める
    5. 1~4を取締役が決断。株主はその取締役を選ぶ判断をする。

■その他

・株式の発行と借入金の違い
  - 株式の発行
    メリット:集めたお金は返さなくてよい
   デメリット:株価が上がらなかったり配当が少ないと株主から文句が出る。最悪は社長がクビ
  - 借入金
    メリット:約束通り金利を払い、返済をきちんとしていれば文句は出ない
   デメリット:借りたお金は必ず返さなければならない

・上場廃止しても株式はなくならない(株式の取引は困難になる)

・金利を上げると、インフレを抑制する効果があるのは、
 家計にとった貯蓄した方がおトクなため消費活動が停滞するため

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