「先読み力」で人を動かす / 村中 剛志
2008/07/14
・先読みのためのノウハウが具体的な方法で書かれてる。実行しやすくてよい。
・ITの経歴の持ち主の方が著者なので、読みやすい。実行しやすい。
・ノウハウの実践を通して、先読みの考え方を学べることに価値を感じた。
■「先読み力」、チームマネジメント、「できる人」
・「先読み力」とは、起こりうる出来事(問題)を推測・発見する力
・先読みの3プロセス
1、認知(問題の芽を認知、発見する)
2、タスク化(対応策をタスク化する)
3、実行(対応策を実行することで問題を事前回避)
・リーダーの重要な役割は、メンバーの成長をサポートすること。
リーダーの先を読んだアドバイスにより、チームメンバーが先読みして動き、成長する。
・「できる人」の5段階。
段階の応じて責任と信頼も向上する。
1、リーダーに報告のみを行う。リーダーの対応を観察する。
2、リーダーにアドバイスをもらい、自分で解決する。
3、リーダーに解決の選択肢を提示し、リーダーの判断を仰ぐ。
4、リーダーに解決の選択肢とベストの案を提示する。
5、選択肢を判断して実行し、結果を報告する。
■「先読み力」でタイムマネジメント
・基本方針は、主要なスケジュールを先読みしてやるべき事を認識し、
前倒ししてできることは全てこなすこと
・具体的には、3週間先を見通したスケジュールを作成する。
まずはリーダーが作成し、チームメンバーはリーダーの発表を聞く。
次にチームメンバーに作成させ、自発的に先を読む経験をさせる。
また、チームメンバーの発表をみんなで聞くことで、予定に抜け・漏れを無くす。
■その他
・紙でスケジュール管理を行う利点は、手を動かすことで記憶が定着し、
次に書く時に関連する事項が思い浮かぶようになるため、抜け・漏れがなくなること
・MTGの際には事前相談を徹底すること。
相談されれば、たいていの人は援護射撃してくれる。
・リーダーの心得として、メンバーがお願いしたことを実行してくれないとしたら、
やらない人が悪いのではなく、伝えられない自分が悪い、と考えること
■格言
「まず、自分がお客様に認められろ。そしてお客様がお客様社内で認められるように行動しろ」
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