男の服装術 / 落合正勝
2009/06/20
男の、特にフォーマルな服装の基本について知りたくて読んでみた。
クラシックなスーツスタイルとは何か、についていろいろと書かれているんだけど、
その背景にある歴史や理由などの記述がしっかりしていて、読み物として読みごたえがある感じ。
スーツや靴やシャツの選び方から手入れの仕方まで、
細かく沢山の説明があって、一回読んだだけでは覚えきれないので、
とりあえず本棚に入れておいて必要な時に読めるようにしておきたい本。
以下覚えておきたい点などをメモ。
・スーツのフィーリング
着心地のすべては肩と、
脇の下からウェストに続く絞りがすべてであり、そのほかの部分はあまり関係ない。
この2点に、ていねいで巧みな細工がほどこされていれば、スーツは自ずと体にまとわりつく。
・ラペルの見きわめ方
既製服のよいラペルの見分け方は、まずラペルをひっくり返し、
上衿と下衿の縫い目を確かめる。縫い目が手作業で行われていれば、それは仕立てのよい既製服である。
手作業の法制は、縫い目が粗く均一ではないので、すぐに判断できる。
・クラシックなスーツのラペルの大きさ
ラペルの広さの目安は、簡単にいえばラペルが
胸ポケットを4分の1から3分の1ほど被うくらいがもっともエレガントな印象を人に与える。
・スーツのフロントボタンを外して許されるのは、座ったときだけ
・袖口のボタンホールの穴が開くか、袖口をたくし上げれるかを確認する
・体型に自信がなければ、2つボタンのスーツにすべき
・スーツの最も効果的な手入れは、ただ1つ、ブラッシングを終始くまなく試みること
・靴を、スーツやシャツと決して同列に並べてはならない。
靴は、男が身じまいを正すための数あるアイテムの中で、唯一入念な手入れが必要なもので、
なぜなら靴は人の体の一部だからである。
・フォーマルな場では、もともと身分や所属を表す意味のある
レジメンタルストライプのネクタイは着用を避けた方がよい。
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@remore is a software engineer, weekend contrabassist, and occasional public speaker. Read more