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RubyConf 2016に参加しました

2016/11/14

11月10日〜12日の3日間でオハイオ州シンシナティで開催されていたRubyConf 2016に参加してきた日記の続きです。0日目の様子はこちら

RubyConfコミュニティ

スポンサーブースと休憩スペースの様子

今回の参加者は700名弱とのこと。US国内からの参加者が大半という感じだった。僕が会って話をしたSpeaker含めた20人くらいの人を思い出すと、San FranciscoやSeattle, DCから来てた人が割合的には多かった。シカゴから来た人など地元の人もちらほら。MatzのKeynoteで”RINSWAN”(Ruby Is Nice So We Are Nice)という言葉が出てきていたのだけど、RubyConfコミュニティも場の雰囲気は居心地が良かった。お互いを尊重する空気を感じられた。直前にあった選挙の影響が気になってたけど、大きな摩擦とかは(僕から見える非常に狭い範囲では)特に見えなかったのは良かった。

ランチ

ランチ

ランチのホールにテーブルが沢山用意されており、参加者が適当に着席して食べるスタイルだったので、3日間でいろんな参加者の人と会話することができた。SeattleのGoogleに勤務してるエンジニアやSan FranciscoのGrouponのエンジニアだとか、DCでコンサルタントやってる人などいろんな人が来ていた。今日一番良かったトークはとか、普段なにしてるとか日本はどんな感じなのとか話すなどしていた。RubyKaigiの話題になって@kakutaniとKaigiについて紹介したり、Rubyの中身に興味があるという人にRHGを薦めてみるなどもした。

Talks

メインホール

Talkの内容については、意外にもTechnicalにレベルの高いTalkの数は限定的だった。Rubyを使い始めたばかりの人も一定以上の数いて、そういう人向けのセッションがあったり、”NYCのビル建設プロジェクトの失敗例に学ぶ、良い振り返りのコツ”(意訳)とか、”見積・抽象化・認知とその精度”(超意訳)みたいなテーマの話もあったりもしていて、(おそらくは)考えられて意図的に広い基準でTalkが選ばれているようだった。というか、なんなら比較的若手な人がKeynoteをバンバンやってて、それも結構驚いた。コミュニティに一定以上の新規参加者が登場していて、新陳代謝が発生しやすくなってる印象を受けた。

とはいえレベルが高いトークもあって、他のカンファレンスではKeynoteやるような人が普通のTalkセッションしてたりもするのは面白かった。詳しくは会社のブログの方にまとめようと思うけど、@tendorloveのGCの話や@indirectのOSS開発に参加する方法についての話、@schneemsのsprocketsを速くした話などが面白かった。

Lightning Talk

LTの募集ボード

結局backup/waitlisted speakerとして参加したものの登壇する必要がなさそうな気配がしてきていたので、2日目の午前中にLightning Talkに応募できると聞いて応募してLTをしてきた。LTも前半の4枠はScholarsという枠が用意されていて、超若手の人が話していて盛り上がっていた。LTもTalkと同じでいろんな人が話をしていて、Railsチュートリアルの作者の人もLTしてたりしてバリエーションが豊富で楽しんだ。僕のターンでは楽しく話をしてきたものの、英語が思ってた以上に出てこなくて焦りながら話していた。トーク終わった後で何人かの人がGreat Talkとか話しかけてくれたり、Seattle.rbのRyan Davisが何のパーサ使ってるのとか話してくれたりしたので、ある程度は伝わってたような状態を確認ができて最終的には安堵した。

RubyConf 2017の開催地はニューオーリンズ

3日目の終わりに来年のRubyConfの開催地がニューオーリンズと発表されていた。今回の感想をお寄せ下さいというアンケートがあったのだけど、そこでは2018の開催地どこが良いと思うかという項目もあり、参加者の声を聞きながら全国各地でやっていくスタイル面白いなーとも思った。

RubyConf、英語が苦ではなくかつTechnicalなトークだけを聞きたいわけでもないRubyistであれば誰でも楽しめるカンファレンスだったので、興味のある人は会社の補助やRubyAssociationの助成などの機会も利用しながら参加してみるとよいと思う。

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