RubyConf Taiwanが良い感じだった
2016/12/04
この記事はRecruit Engineers Advent Calendar 2016の4日目の記事です。
12月2日〜3日の2日間で台湾で開催されたRubyConf Taiwan 2016にSpeakerとして参加してきました。初参加だったのだけど想像してた以上に良いカンファレンスで、周囲のRubyistが何人も毎年台湾に上陸している意味が少し分かったような気がします。良かった事を僕の観点でざっくりまとめていきます。
こじんまりしてる割には濃い人がごろごろいる
RubyConf Taiwanに今回初めて参加したので傾向は分からないのですが、2016について言うとRubyKaigiやRubyConfでTalkをしてるようなSpekaerが多くてTalkは普通に面白かったです。内容もTechnicalなTalkが多い印象で、これならKaigi慣れしてる日本のRubyistが参加しても(RubyConfの雰囲気とかとは違ってそんなにびっくりせずに)きっと楽しめそう。なお、今年の参加者数は初日のRyudoさんのアナウンスによると19カ国から278人が参加してるとのことで、International Conferenceなのに割とこじんまりとしてるのも特徴的でしょうか。人数が多すぎないカンファレンス、懇親会の時間とかがそこまで忙しくなく過ごせて、たのしくRubyの話ができる良さがあるのでこれはこれで良いなと感じます。
英語力を鍛えるのに最適かも
これも例年どうなのか傾向は分かりませんが、今年のRubyConf TaiwanではSpeakerが中国語で話すセッションでは中→英の同時通訳が提供される仕様になっており、英語が使えればコンテンツを十分楽しめる設計になってました。やらないと生きていけない環境に身を置かないと学習が進まない僕のような人にとっては、こういう環境は良いなーと思います。ちなみに写真は初日のアンカンファレンスでのLTの様子なんだけど、LTでは同時通訳が提供されなかったので、見ての通り中国語と英語が混ざったパワーコンテンツを楽しむことができます。中国語まで学習するの。。と半分白目になるけど、英語部分だけ頑張って理解しようとすれば生きていけます。
あと、これはSpeakerという立場での話で個人の感想なんですが、RubyKaigiとかRubyConfでTalkをするよりも圧倒的にRubyConf TaiwanでTalkをする方が緊張しなかったです。2年前にRubyKaigi 2014でTalkをした時は日本人+英語ネイティブという聴衆からの霊圧が高くて英語がうまく伝わってるか超不安に駆られて嫌な汗を沢山かいてきたり(それでも英語で話した方が内容を的確に伝えられたと思うので英語での発表したこと自体は後悔してないけど)、先月RubyConfでLTしてきた時も英語が母国語の人を相手にしてきたのでそれなりに焦りながら話してきたのですが、RubyConf Taiwanはなぜだか緊張感をそんなに感じずにTalkすることができました。多分いくつかの要因があって、お互い母国語じゃない言語で話しているという意識だとか、会場が学校の施設だったので雰囲気が親しみやすくて良かったとかあったと思いますが、とにかく英語でのTalkをするにあたって障壁が少ない感じがしました。
なお、台湾という国全体についての英語力の感想としては、街中でも英語が通じないシーンもそこそこあるという印象なので、カンファレンスの外で英語力を鍛えられるという感じではないことには注意が必要です(タクシーは6回くらい乗車したけど7割くらいの確率で英語ダメだった)。
コスパがとても良い
移動交通費が安かったです。下手するとRubyKaigiのために新幹線で京都へ行くより安くて、僕の場合はTigerAirを使って片道1万円で行けたし、往復1.3万円という人もいました。今回会社の出張として行かせてもらったものの、これなら個人でも出せる範囲だし敷居が下がっててとても良いですね。飛行機だけじゃなくて現地タクシーや電車も日本より安く、Uberも使えたし移動は全く困らなかったです。
それから、食べ物がおいしくて生活の満足度が高いのはさすがアジアですね感。台北の街中ですらレストランの値段は十分安価だし(写真の牛肉麺は日本円で400円くらいしたけど、探せば安いところはいくらでもある)、街を歩いてると日本語もよく見かけるから探したり選ぶのも楽しい。中国語だったとしても漢字から意味を類推することもできて便利に暮らせるあたりもコスパを底上げしてくれる。
なお、治安については僕の2日間弱の滞在期間中は問題なかったです。これは住んでみないと分からないけど、台北の街中で少し遅めの時間だけど現地学生が歩いてたりとかしており、治安そんなに悪くなさそうには見えたけどどうなんですかね。
ちなみに
Talkはこういう話をしました。Rubyからword2vecとか使いたいと思った時に考えたことや試したことを話してきた感じです。話してる最中に一個英語が出てこなくてTalkを途中一時停止して会場の人に日本語で助けを求める事案があったのだけど、モリスさんにerror(誤差)という単語を教えて頂いて(大感謝)かろうじてTalkをすることができた感じでした。
おわりに
台湾のRubyistの中にはRubyKaigiやRubyWorldConferenceによく来てる人達も多くいて、Keep in touchしやすいコミュニティが形成されてるのもとても良いと思います。日本のRuby関係のイベントに一通り出て、次何出ようかなと考えているRubyistがもしいたら、僕からは来年のRubyConf Taiwanをオススメしたいと思いました。
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@remore is a software engineer, weekend contrabassist, and occasional public speaker. Read more